昔は月の初め(端)の午の日をすべて端午と称し、「午」と「五」が同じ発音なので「五の日」を意味するようになりました。五節句を背景に5月5日が端午の節句として定着したのは平安時代からです。当時、宮廷で菖蒲を軒にさして邪気を祓ったところから「菖蒲の節句」とも称されました。鎌倉時代に入り、武士の時代が訪れると、「菖蒲」が「尚武」に通じるところから男子の勝運、成長を願う祭礼になり、江戸時代には男子の厳粛な儀式として盛大に祝うようになり、一般にも大切なお祭りとして広まっていきました。
母方の実家から贈る場合が多いようです。しかし、今日では可愛いお子様のためにご両家で話し合い、費用を折半するケースも少なくありません。いずれにしても男児がはじめて迎える「端午の節句」は幸多き未来をご両家で祈願する大切な祭礼です。皆様で盛大にお祝いください。また、お仲人さんや親戚、友人の方々は金太郎や桃太郎のお人形や鯉のぼりを贈るのが一般的です。
初節句の日に間に合えば良いのですが、厄除け・成長祈願の意味から、1ヶ月前からお飾りをします。仕舞うのも季節の節目の節句という本来の意味からすれば、「端午の節句」が終われば、なるべく早めに仕舞うようにします。また、お天気が良く、乾燥している日を選ぶようにしてください。
一人ひとりの健やかな成長と幸せを願うものですから、それぞれに同じように五月人形を用意するのがならいです。もし、お住まいのスペースなどの点でムリがあれば、初節句のお祝いとしてふさわしい金太郎や桃太郎などのお人形を贈るようにしましょう。
五月人形はお子様の初節句をお祝いするためのお飾りで、赤ちゃんの身代わりとなって厄を祓ってくれるものです。神社のお守りが一人ひとりに必要なように、お子様には新しい五月人形を贈るようにしてください。
5月4日(宵節句)か5日に、できるだけ多くの方々をお招きして、華やかに楽しくお祝いください。男児の健康と出世を願う端午の節句は別称を「菖蒲の節句」というように、菖蒲の花を飾り、ちまきや柏餅も用意してください。後は心づくしの手料理とお菓子やお飲み物があれば十分です。
お返しの品にはちまきを使うのが一般的です。お子様のお名前で内祝いとしてください。お礼の手紙に赤ちゃんのスナップ写真を添えれば、微笑みの輪がさらに大きく広がることでしょう。