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「二段飾り」の場合は「三人官女」や「御前揃」などを選ぶことになりますが、「三段飾り」はこれらを合わせてお飾りします。また、「御道具揃」を置くものもあります。「二段飾り」、「三段飾り」でお迷いにのときは、先にお飾りになる場所をお決めになり、その間口・奥行・高さを測り、お飾りの寸法と照らし合わせてみるのも上手な選び方の一つです。
切れ長で伏せ目がちな「うりざね顔」が「有職雛」の特徴です。すべて入念な手づくりによる仕上げで、一本一本を手梳きで結い上げた「おすべらかし(王朝髪)」の薫り立つような麗しさも有職京ものならではの素晴らしさです。衣裳は京都の伝統美が映える西陣織の金襴や唐織り紋無金の裂地で、有職の史実考証に基づき、衿や袖口の重ね具合い、長袴のはかせ方まで典雅な公家装束を再現しています。女雛が腰から下の後方だけにまとった「裳」には縁起の良い吉祥文「雲鶴」の刺繍を優麗に施しています。
先にご案内したように「親王」に宮廷の女官「三人官女」を加えた五人飾りが基本です。「三人官女」は向かって右から長柄の銚子を持った官女、三宝の官女、堤子(ひさげ)の官女の順に飾ります。
これに、
「御前揃」を加えたものや「御道具揃」を飾るもあります。親王の前方左右に配する「紫宸殿両華」は京都御所の紫宸殿の左近の桜、右近の橘にならったお飾りです。 |
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